今日、葬儀に関する考え方が多様化し、また供養のあり方も変わってきています。しかし、これまで守ってきた慣習や教えに新しい方法は背かないのか、気にされる人は少なくありません。そこで銀河ステージでは、自身の宇宙葬を生前予約されている純空住職に、お話をお聞きしました。

――宇宙葬を生前予約されている中に住職もいらっしゃる、というと多くの方が驚かれます。宇宙ということではもちろんなのですが、分骨や散骨が仏教の教えに背かないのかを気にする方が多いようです。
住職 仏教の教えとしては、分骨、散骨ともに問題はございません。そもそも開祖であるお釈迦様が入滅されたあと、そのご遺骨は仏教の教えを伝導するするため、世界各地に分骨されました。長い歴史の中で、また地域性によって、全てのお骨を一つの墓に入れるという習慣が日本に定着しているのは確かです。しかし分骨や散骨が仏教的な教えに背くものではありません。私のところにも、そういった質問はよくございます。

――ご説明の後の皆様の反応はどうですか?
住職 さまざまな選択肢があることをご説明しますと、皆さんとても安心されます。それぞれのご事情を伺い、思いを汲み取り、こういった新しいサービスが有りますよとお伝えすると、ぜひ利用したいとおっしゃられます。

――ご住職はその中でも宇宙葬を生前予約されていますが、その理由とは何でしょう?
住職 私の父は海が好きだったものですから、海洋散骨いたしました。では私は何かというと、幼いころの夢に至りまして。アポロ計画の成功などで宇宙が身近になったこともあり、小学生の時の卒業文集には宇宙飛行士を将来の夢と書いていたんです。もちろん、今となれば宇宙飛行士ははかなわぬ夢で、宇宙旅行も私の生きている間には実現しそうにありませんが、宇宙に自身の遺骨を散骨する予約をすることで、一部なりとその夢を叶えたことになるのではないかと思っています。

――それは素敵ですね。最後に一言いただけますか?
住職 どのような方法を選択するかはご本人様次第ですし、供養を行われるのはお身内、お子様になりますから、しっかりとご相談いただいて、生前のうちにご予約されると良いと思います。

(2018年1月掲載)